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[物件見学 チェックポイント]
中古マンションの住み心地を知る方法とは?

内見では見えないマンションの素性

購入したい中古マンションを選ぶ場合、その部屋を見て生活していくための周辺環境を確認し、自分の希望条件とほぼ一致するようであれば、その時点でほとんど心が決まります。

「重要事項を読んでも特別気にかかる事柄はない」「管理人さんが真面目そうでエントランス周りがきれい」「予算的に問題ない」「ローン審査も心配なし」となればもう迷いはありません。

しかし、どんなに目を凝らして見てもみえないのが、「どんな人たちが住んでいるのか」「どんなトラブルがあるのか」「管理上どんな問題を抱えているか」というマンションのソフト面です。

「掲示板」には情報が満載!

マンションの住み心地や寿命を左右する管理組合の運営状況が外部者に伝わる唯一の場所が、エントランスなどにある「掲示板」です。

ここにはゴミ出しルールに始まり、管理会社からのお知らせや注意書き、管理組合理事会の議事録などが掲示されています。

例えば、室内でのお子様の飛び跳ねに関する注意書きが掲載されていたとします。おそらく、上の階の子供が飛び跳ねる音が階下の住人を悩まし、管理人に度重なる苦情が入ったのでしょう。

こういうところから、「小さなお子様がいるご家族が多いのかもしれない」という住人の属性などが読み取れます。

また、理事会の議事録はまさしく今、そのマンンションでどういった問題があるのかということがリアルに知ることができます。

例えば、駐輪場や外壁へのいたずら書きが頻繁に発生し、「どうやら外部からの侵入者のしわざのようだ」と、住人から情報があったため、防犯カメラの増設が決議されたという議事録が掲示されていたら、マンションの周辺環境を推し測ることができます。

「掲示板」が中古購入の決め手に

以前、中古マンションをご契約されたご夫婦に立ち会って、お引き渡し前のお部屋を調査させて頂いたことがあるのですが、そのご主人はお部屋を見る前に掲示板を見て、すぐに購入することを決心されたそうです。

さて、どんなことが掲示されていたのかというと、今度行われる大規模修繕の工事内容やその際の各住人への注意事項が、理事長「自らの直筆で」丁寧に書かれていたそうです。

理事長ご本人の几帳面さがにじみ出るような筆跡で大事なところには下線を引き、太字ではっきり記し、さらに事前調査の写真まで貼り付けてあり、どこを修繕したらいいのかが一目瞭然だったそうです。

このご主人は、以前マンションの理事長をされていた経験があり、管理組合運営の大変さをよく理解されていたということもありますが、この理事長直筆の掲示物を見て、このマンションの管理組合の健全さを即座に感じ取ったそうです。

購入を検討する中古マンションを選ぶ基準は人それぞれですが、単なる売買情報だけでは知り得ないマンションの住み心地の良さや維持管理の姿勢は、こういうところから垣間見ることができます。

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